シンシア(7782)下値から2倍になった理由を分析

自分の投資法の2~3年で2倍になる株を狙う。

これを実現するために勉強として2~3年で2倍になった株をスクリーニングして検証していきます。

株のスクリーニングは新高値を取った銘柄から下値から見て2倍になっている株にしています。

今回は、シンシア(7782)が下値から2倍になっていたので分析してみました。

シンシアのビジネスモデル

使い捨てコンタクトレンズ大手。ネットやドラッグストアで販売。POS、医療コンサル事業進出。

どのように2倍になったか

2024.8.5の安値344円から高値834円になりました。

下値の理由

2024.8.14に決算があり前年同期比20.2%減の1億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の5.7%→7.2%に改善したと記載。この日らへんが下値です。ここで利益は減ったが利益率は改善したのは注目すべきところなのかもしれない。

この時の決算内容は

M&Aの効果と、主軸のコンタクトレンズ事業が堅調に推移したことにより、売上高は
3,089,676千円(前年同期比1.2%増)となりました。利益面では、為替予約実施により期中における急速な円安による原価上昇を抑制するなど、為替変動への耐性を強化することで着実な利益確保に邁進しました。さらに新セグメントのシステム事業においても利益を創出し、営業利益は182,410千円(同3.1%増)となりました。経常利益はデリバティブ評価益の大幅減少により180,262千円(同27.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は94,647千円(同43.2%減)となりました。

                                     引用:決算短信

このことから売り上げ、利益は上がっているがデリバティブ評価益で大幅減少なので一過性のものだと推測される。事業は順調、新セグメントのシステム事業も利益を創出しているとのコメントから今回は経常利益は下がったがこれからは成長していくと思われるので表向きのコメントだけ読むと弱く見える。ここにもチャンスが広がっていてここが底ではないかと判断できる材料になる。

新高値から2倍になった理由

キッカケは2025年4月から上昇してそこから1カ月横這いしてから5月で上昇して2倍となった。

4月と5月の2つでカタリストがあったのではないかと推測できる。

4月は特に材料ないがもみ合い上放れに追随買いで上昇。

5月も目立ったものはなく、材料無し。

コンタクトレンズは円高の方が利益が上がるので円高銘柄と内需銘柄として注目があって買いが集まったことが考えられる。決算が3日後なので思惑買いが入っている可能性も。時価総額も低いので誰かが買い集めている可能性もある。

まとめ

この検討から自分が本当に買えるのかを考えてみる。

下値はチャンスだったと思う。経常利益が下がったコメントだけを見るのではなく決算短信を読めばチャンスだったのでないかと。新高値は材料はないので、底値で買って持ち続ければ2倍株をとれた可能性はあると思った。

中長期投資について株を選ぶ時点での条件(マイルール)

①会社のビジネスモデルについて強みがある。自分が理解できるビジネスモデルをしている。(

→コンタクトとM&A

②売上高、EPSがともに成長している。理想は年20%ずつ成長!!(×)

③PERが競合他社、売上高やEPSを見ても格安か?(×)

PER19

④時価総額が500億円以下。(

→55億円

⑤テーマ性がある。(

→内需と円高

⑥カタリストがある。(

→高値

⑦チャートがいい。(

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